先生たちが前向きだと、関わる子どもたちも明るく前向きになる。
―10年目というポジションですが、園でどのような役割を務められていますか？
私は年少全４クラスの学年リーダーを務めています。行事の進め方や内容をみんなで話し合う際に他の先生の意見を引き出したり、週1回の定例の話し合いで意見を聞き、固まった内容を主任の先生や園長先生につなげたりする立場です。 幼稚園での仕事は、子ども・保護者・先生同士をはじめとして、さまざまな人と関わる仕事なので、業務を進めていく上で先生たちみんなが元気で明るく生き生きとしていることが非常に大切です。なぜなら、先生が前向きだと、子どもへの関わりでも明るく前向きになれるからです。
新任の頃は誰でもとても緊張しながら仕事を始められると思います。私が新任だった頃もわからないことだらけで、いろいろな先生のおかげで乗り越えてこられたという経験があります。私もそれを思い出しながら、新任の先生の立場に寄り添って、できるだけ楽しい雰囲気作りを心がけています。
学年を超えてたくさんの先生と交流できるから、助け合えるし心強い！
―念法幼稚園の良さを教えてください。
1つは、学んで成長して行くことがしやすいことです。比較的大きな園で先生が在籍数も多いので、いろいろな先生の保育から良いところを盗んで自分のものにしていくことができます。1年目から担任をもつ場合もあるのですが、最初のうちはフリーの先生としてさまざまなクラスに入ったり、園内研修で学んだりできる機会も設けられています。 もう1つはさまざまな先生同士が交流し、助け合える風土ですね。念法幼稚園ではクラスや学年と別に、チームや係に分かれて取り組みを行っているので、さまざまな先生と定期的に交流があるんです。
だから、「なんだか最近あまり他の先生と喋ってないな」という状況になることはほとんどありません。私自身、同期や他の先生方と助け合いながら10年やってきたと感じています。 また、新任の先生でも自主性を持って取り組んでもらえるように発言しやすい空気づくりや問いかけなどを心がけています。こうした活発なコミュニケーションを通して、ベテランから新人まで全員が団結し、園を運営していることが念法幼稚園の魅力だと思います。
「子どもが好き」という気持ちを大切に、子どもたちと一緒に楽しめる先生を目指してほしい。
―幼稚園教諭を目指す学生さんにメッセージをお願いします。
就職フェアでは、人間関係やピアノのことを心配されている学生さんが多い印象でした。私も、就職活動中は同じような不安を持っていたのを覚えています。また、実際に働き始めると大変なこともたくさんあります。 しかし、子どもの成長を日々感じられるうれしさや、行事が終わった後の達成感などは、就職前の不安や働き始めの大変さを上回る喜びを与えてくれます。1年が終わったときには、いつも「ああ、子どもたちとがんばってきて良かったな」と感じられます。
幼稚園の先生というお仕事は、この先もなくなることはない大切な職業です。毎日子どもの成長を肌で感じ、刺激的な日々を送ることができる、やりがいのある仕事です。不安はあると思いますが、まずは「子どもが好き」という気持ちを大切に、何事も子どもたちと一緒に楽しんで取り組める先生を目指してがんばってください。 ぜひ念法幼稚園で一緒に働きましょう！お待ちしています。
